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2011年6 月15日 (水)

コメント

かえるの秘書

「金のある人が相応に払う、貧しい人の分まで払う」というのは、確かに貧富の差、経済格差というものが存在してこそ成立する構造ですが、金持ちが文句も言わずに相応の負担に応じるというのは、キリスト教の「富める者は貧しき者に施しをすべし」という教えによる影響ではないかと思うのですが、どうでしょうか?
日本の場合は、仏教や儒教の影響を受けて、いろんな考え方が入り混じっているので、よほど宗教を専門的に勉強した人でないと、どの宗教、宗派の教えが何であるかきちんと説明仕分けることのできる人は少ないと思うのですが、儒教の中庸とか仏教でいう中道など、二項対立的な考えを嫌うということと、日本人が皆、中流意識を持っているので、現実としてお金持ちと貧しい人がいても、お金持ちが貧しい人の分まで払うことに抵抗を感じる人が多いのでしょうか・・。
日本人は、「金は天下のまわりもの・・」とか「おごれるものは久しからず・・・」とか、金持ちがいつまでも金持ちとは限らず、貧しい人がいつまでも貧しいとは限らない、という風に考えますしね。
私自身、いろんな考えを混同している気がしますが、宗教に詳しくないのでよくわかりませんが、欧州の10%以上20%近いVAT税率に比べ日本の消費税率は低いですが、消費税を上げることにも日本人はとても抵抗を示すので、同じ資本主義国であっても宗教の影響もあるでしょうし、「平等」の捉え方もヨーロッパとは異なっているように思います。

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